人の一生は、楽より苦の方が多いもので、だからこそ信仰が私たちの心の拠り所となる。信仰によって心の平安を得ることができ、再び前へ向かって歩み続けることができるのだ。
八昼夜にわたって歩き続ける媽祖の巡行で、私たちは多数の敬虔な信者の姿を目の当たりにした。人々は媽祖が巡行してくる道にひざまずき、その上を神輿が通っていくのを待つ。その手の皺や眼差しの一つひとつに物語があり、それはまさに台湾の庶民の姿である。
その一方、媽祖が巡行する沿道で、信者たちにサービスを提供する信者もいる。飲み物や食べ物、淹れたてのコーヒーや果物を信者に差し出す人もいれば、中には足裏マッサージをしてあげる人もいる。巡行の行列が残していくゴミを回収するボランティア信者もいて、自転車で通りのゴミを集めていく。こうして行進が去って行った後にはゴミは一つも残っていない。
2018年は4万人の信者が白沙屯媽祖とともに練り歩いた。媽祖の慈悲の心が人々の顔に映し出されているかのようであり、台湾人の最も温かく善良な心が垣間見える8日間だった。
白沙屯媽祖が北港朝天宮に到着すると、敬虔な信者が広場に集まり、手を合わせて家族の無病息災を祈る。(林旻萱撮影)
八昼夜にわたる巡行の行く先々で、神輿と一緒に練り歩く信者のための休憩車が用意され、お茶を出したり、足裏マッサージを提供する人々もいる。(荘坤儒撮影)
八昼夜にわたる巡行の行く先々で、神輿と一緒に練り歩く信者のための休憩車が用意され、お茶を出したり、足裏マッサージを提供する人々もいる。(荘坤儒撮影)
八昼夜にわたる巡行の行く先々で、神輿と一緒に練り歩く信者のための休憩車が用意され、お茶を出したり、足裏マッサージを提供する人々もいる。(荘坤儒撮影)
八昼夜にわたる巡行の行く先々で、神輿と一緒に練り歩く信者のための休憩車が用意され、お茶を出したり、足裏マッサージを提供する人々もいる。(荘坤儒撮影)
人々はそれぞれの方法で白沙屯媽祖への敬愛の意を表現する。(荘坤儒撮影)
人々はそれぞれの方法で白沙屯媽祖への敬愛の意を表現する。(荘坤儒撮影)
媽祖様が田舎の小道を巡行する。台湾の最も素朴で美しい風景は人である。(左:荘坤儒撮影、右ページ:光華写真班)
徒歩での巡行の最後の日、多くの信者が西浜公路で神輿の還幸をお迎えする。(上:林旻萱撮影、下:林格立撮影)
徒歩での巡行の最後の日、多くの信者が西浜公路で神輿の還幸をお迎えする。(上:林旻萱撮影、下:林格立撮影)