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街を練り歩く王船
文・林格立 写真・林格立
12月 2015
屏東県東港の東隆宮で3年に一度行われる「迎王平安祭典」(王船祭)は、地域全体が参加する一大イベントで、全国各地からも多くの信者が儀式を見守りに集まってくる。
祭典は一週間にわたって行われ、最終日に王船が東港の通りを練り歩いた後、夜明け前に海辺で王船を焼く儀式でクライマックスを迎える。これによって疫病が払われ、平安が訪れるとされる。
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