台湾を走る
2023 / 12月
長距離ランニングは山林や現地文化を深く体験する方法の一つである。台湾では年に百回以上、様々なテーマのマラソン大会が開かれており、多くの外国人や観光客が参加する。今月のカバーストーリーでは、さまざまなタイプのロードレースをご紹介する。峡谷マラソン、タウンマラソン、トレイルランニングなどだ。それぞれのコースの特色や歴史、文化、人情などをご紹介し、台湾のスポーツ観光の豊かさに触れていただく。
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カバーストーリー
台湾でマラソンを楽しむ
マラソンコースは人々の夢を実現する。都市や地方の風景、食事やレジャーも楽しめる。台湾で、都会の風景や壮麗な山河、田園の風光の中を自由に走れば、忘れがたい思い出となることだろう。......
峡谷マラソン
南横霧鹿と太魯閣の峡谷マラソン
「もし走りたくなったら1マイル走るといい。違う人生を体験したかったら、マラソンをやるといい」――これは1952年のヘルシンキ五輪のマラソンで金メダルに輝いたエミール・ザトペック選手の言葉で......
先住民の地を駆ける極限のコース
フォルモサトレイル
台湾は海抜1,500kmから3,000kmの中級クラスの山々に囲まれている。そこは知られざる神秘に満ちた世界として有名だ。高度はそれほど高くないが、台湾で最も登頂が難しい地域とされている。......
田中と二水のマラソン
オリジナルな魅力あふれる大会
田中は、台湾中部の農業大国である彰化県の小さな町だ。ここで開かれる「田中マラソン」では、住民が熱意を込めてランナーたちをもてなし、サポートする。大会当日は沿道に並んで「がんばれ」と声をかけ......